眼の病気|すこやか動物病院 静岡市
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眼の病気

毛(まつげ)の異常

まつげの異常には、まつげの生える位置と部位によっての睫毛重生、睫毛乱生、異所性睫毛に分類されます。いずれにおいても、眼の表面の角膜を刺激して、流涙、目やに、痛み、角膜潰瘍を起こしてしまいます。症状が軽度のものは、生えてくるたびに抜くことで症状を緩和することもあります。角膜潰瘍を起こす重度なものでは、外科的切除、レーザーによる焼烙、クリヨペンによる凍結などの方法がとられます。

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麦粒腫

「ものもらい」や「めばちこ」といえば、わかりやすいかもしれません。まぶたの縁にある涙を産生する分泌腺が、細菌に感染することによって起こります。まぶたの一部が腫れ、痛みを伴います。治療には抗生物質の点眼薬や内服薬の投与を行います。

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角膜びらん・角膜潰瘍

角膜は眼の表層にある透明な膜で、外の光を透過させる働きをしています。角膜は四つの層からできており、表面から上皮、実質、デスメ膜、内皮の順になっています。角膜が損傷を受けたときに、もっとも軽度な上皮のみの欠損を角膜びらん、そしてさらに上皮まで失った場合を角膜潰瘍といいます。

物理的な刺激(シャンプー、ドライヤーの温風、洗剤外傷など)や細菌感染などによって起こります。
流涙、目やに、まぶしがる、眼瞼けいれん、角膜の透明性の変化(白くなったり、赤くなったり)などが症状としてみられます。治療は抗生物質や角膜保護剤の点眼薬の投与を行います。
症状がひどい場合や急速に進行する場合は全身への抗生物質の投与や自己血液から作る点眼薬などを使用したり、コンタクトレンズや瞼を閉じる処置をしたりします。

さらに、治療に反応しない角膜びらんや角膜潰瘍は外科的対応が必要になります。
また、角膜潰瘍がさらに進み傷害がデスメ膜までに達するとデスメ膜瘤と呼ばれる状態になります。デスメ膜が眼の内圧によって表面に隆起して丸い水疱を形成します。こうなると、薄皮一枚(デスメ膜のみ)で眼が保たれているので、いつ眼に穴が開いてもおかしくない状態といえます。デスメ膜瘤は内科的な治療では修復困難であり、通常外科的治療が必要です。

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乾性角結膜炎(ドライアイ)

涙の分泌量が減ってしまうことで、眼が乾燥して角膜や結膜に炎症が起こる病気です。 シーズーやパグに多くみられます。
一般的にドライアイとも呼ばれますが、人のドライアイとは全く違うので注意が必要です。症状は、べたついた目やにが特徴で、白目(強膜)の充血、角膜の色素沈着などがあります。
治療は免疫抑制剤の点眼薬が主体になることが多く、症状によって乾燥を防ぐための人工涙液やヒアルロン酸の点眼薬、また感染を起こしている場合は抗生物質の点眼薬を投与することもあります。

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猫のヘルペス角結膜炎

猫伝染性鼻気管炎(FVR)を起こすウィルスによって起こる病気です。FVRは特に幼少期に猫風邪として感染することが多く、目やに、鼻水、くしゃみなどの症状を示します。
FVRのウィルスはヘルペスウィルスで、一度症状が治まっても体の中で潜伏しています。つまり、健康なときは免疫がウィルスを押さえ込んでいるのですが、ストレスや病気などによって免疫力が低下するとウィルスが活性化します。

赤茶色の目やに、流涙、結膜炎、充血、角膜炎、角膜びらん、角膜潰瘍などの症状が成猫になっても再発を繰り返したり、断続的に見られたりするのが特徴です。
治療は、抗ウィルス薬の点眼が有効ですが、ある種の抗生物質の点眼薬や内服薬も有効です。また、アミノ酸の一種であるリジンは生活の質の改善、再発期間の延長、治療期間の短縮が見込まれますので、よく再発する場合はサプリメントとして投与するとよいでしょう。

猫の角膜に黒色の組織が現れる角膜黒色壊死症というものがあります。これも猫のヘルペスウィルスが関与しているといわれています。黒色の組織は角膜の壊死組織で、治療はヘルペスウィルスに準じて行われますが、壊死組織が非常に大きく重症な場合は外科的に切除することもあります。

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進行性網膜萎縮

遺伝性の疾患で両眼に起こります。 M.ダックス、M.シュナウザー、コッカースパニエル、ラブラドールレトリバー、プードルなどに多く起こり、猫でもごくまれに発生します。
最初は、夜や暗いところで物にぶつかったり見えなくなったりする夜盲症状として現れます。次第に視覚が失われていき最終的に盲目となります。現在のところ治療法はありませんが、サプリメントを投与することで進行を遅らせることができます。
より早期にサプリメントを飲ませることで視覚を維持できる期間がより長くなるので、早く病気をわかってあげることが重要だと思われます。

遺伝性の疾患ですので、発症した個体を繁殖させないことも重要です。また、進行性網膜萎縮では白内障を誘発するために、ぶどう膜炎や緑内障を起こすことがあります。すでに視覚が消失しているにもかかわらず、眼の痛みや不快感を訴えることもありますので注意が必要です。

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突発性後天性網膜変性

突然、視覚が消失する原因不明の病気です。初期の眼科検査では視覚消失以外に異常が認められなく、網膜電図という検査で診断します。残念ながら現在のところ治療法はありません。

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緑内障

眼内を満たしている水(房水)が滞ることよって眼の内部の圧力が上昇するために起こる病気です。柴犬、シーズー、コッカー・スパニエルなどに多く起こり、猫にも発生します。

充血、まぶしがる、瞳孔散大などの眼症状、あるいは激しい痛みのために元気・食欲の消失を起こすこともあります。 最も重要なことは緑内障による眼の圧力の上昇により眼の神経(視神経)を圧迫し、視覚の低下や消失を起こすことです。
永久的な視覚消失は短期間で起こりますので、早期発見早期治療が重要です。

緑内障は、ぶどう膜炎、白内障、腫瘍、外傷などが原因でなることがあります(続発性緑内障)。
発症後、早期であれば視覚を取り戻せる可能性がありますので、眼圧を低下させる点眼薬や点滴を行うなど集中した治療を行います。すでに視覚を消失した動物でも痛みを伴いますので眼圧を下げることはとても重要で、点眼薬の投与や、房水を産生する毛様体をレーザーで凝固させる方法もあります。

犬の場合は義眼も非常に有効です。義眼というと人の義眼のようなものを想像する方が多いと思いますが全く違うものです。正確にはインプラントといった表現の方が判り易いかと思います。目の内容物の代わりにシリコンを入れますので外側は今までの眼であり、見たところ黒あるいはグレーの丸い眼があるように見え、今までのように動くこともでき、痛みからも解放されます。

また最近の報告では、続発性緑内障でない緑内障(原発性緑内障)を発症した犬において、反対側(健康な方)の眼が2年以内に緑内障になる確率は50%もあるとのことです。したがって、視覚を維持するためにまだ発症していない健康な眼に予防的に点眼薬を投与することが望ましいとされています。

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白内障

白内障は、眼の中にある透明なレンズの役割をしている水晶体の一部あるいは全部が白く濁ることによって起こる病気です。白内障は犬に多く、猫では非常にまれです。

若齢から6歳齢までに発症する場合は若年性や成犬性白内障とよばれ、遺伝的な要因が関与していると考えられています。
老齢、糖尿病などの内分泌疾患、薬物、外傷などによっても起こります。症状が進行するほど白くなり、白くなるほど視覚障害が強く現れます。

放っておくと緑内障やぶどう膜炎を起こすこともあります。白内障はサプリメントや点眼薬を投与しても治癒することはありませんが、進行を遅らせる可能性があります。
治療として外科手術が最も効果的といえます。しかし、進行性網膜萎縮など網膜の病気があって白内障を併発している場合は手術をしても視覚は回復しませんので注意が必要です。

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ぶどう膜炎

ぶどう膜は、脈絡膜、虹彩、毛様体のあわせたものをいいます。眼の内面を裏打ちしている組織でここに炎症が起こることをぶどう膜炎と呼びます。

流涙、まぶしがる、眼瞼けいれん、充血などがみられます。原因は様々で、感染症、免疫疾患、代謝疾患、血液疾患、外傷、腫瘍、他の眼科疾患に関連して起こることなどがあり、原因不明のこともあります。

原因が分かれば、原因に対する治療を行います。眼の治療として、抗炎症剤を中心としての点眼薬や全身投与を行います。ぶどう膜炎が重度の場合や慢性化すると、視覚の消失を起こすことがありますので注意が必要です。

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