肛門のうのケアー|すこやか動物病院 静岡市
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肛門のうのケアー

はじめに

犬や猫には、お尻に肛門のう(=肛門腺)という臭いにおいを分泌する器官があります。みなさんはこんな経験はないでしょうか? 犬や猫が怒ったあとに原因が分からないけどとても臭かったり、何かの拍子に驚いてそのあと臭かったり、あるいは嫌なことを無理矢理したために暴れてその後臭かったりと…そうこれは、お尻から出した分泌液のために臭かったのです。
肛門のうの分泌液は通常、排便時に便と一緒に少しずつ放出されます。しかし、この肛門のうに分泌液が貯まることがあります。原因ははっきり分かりませんが性格が穏やかだったり、体質が関与していたりするようです。そして、肛門のうに分泌液が貯留することで病気を起こしたり、著しい不快感を起こしたりすることがあります。

肛門のうが貯まるとどうなるの?

肛門のうが貯まると不快感やかゆみを引き起こすようです。最初は犬では尾を追いかけてクルクル回ったり、お尻をすりつけて歩いたり、後ろ足のももやつま先、脇腹、内股などをなめたりします。猫では特に内股の毛が抜けるほどなめている子がいますが、これも肛門のうの貯留が原因していることがあります。そのままにしておくと、かゆみはいっそう強くなり全身のかゆみに変化します。前足の先をペロペロなめたり全身をかゆがったりするのも肛門のうが原因のこともあります。ひどくなると肛門のうが炎症を起こして膿がたまり皮膚が破けて穴が開いたり、手術したりする場合もあります。肛門のうは通常1カ月で貯留しますが、はやい子では1週間でいっぱいになります。上記のような症状がみられたら肛門のうのケアーをしなければなりません。猫や小型犬では自宅でケアーも可能ですが(下図参照)、太っている子や大型犬、あるいは尾が短い子はちょっとしたコツが必要となります。うまくケアーできない場合や上記の症状にお心当たりがあるようでしたら病院までお気軽にご相談ください。

お尻は触られるのがいやな場所です。お家だと逃げ回りうまくできないことがあります。台の上に乗せるのも1つの方法です。

肛門を時計に見立てて、4時と8時の方向に肛門腺が あります。肛門の内側にありますので表面より少し奥をイメージしましょう。

ここでのコツは、しっかりと尾を上に挙げることです。尾を挙げることで肛門は後ろに引き出され肛門腺が触知しやすくなります。

そのままでは手が汚れますので、ティッシュを当てるか、シャンプーの時に行うとよいでしょう。

最後に忘れてはいけないのはご褒美です。おとなしくできたら褒めてあげてください。