狂犬病ウイルス (強制的ワクチンです)
【症状】 前期 : 沈鬱、不安
中期 : 攻撃的になる、体がうまく動けない
後期 : 全身麻痺、衰弱
感染犬の唾液、血液に含まれるウイルスが咬傷によって侵入し、感染します。急性期の病状は恐水症状を特徴とした神経障害を現し、呼吸困難により死亡する恐ろしい病気です。犬から人にも感染し、治療はまだありません。発症した場合は人含め100%助かりません。
近年、韓国や台湾でも発生した報告があります。狂犬病予防接種の接種率の低下から、日本での発生する事が懸念されており、飼い犬への狂犬病の年1回の予防接種は法律で義務付けられています。
狂犬病ウイルス (強制的ワクチンです)
【症状】 前期 : 沈鬱、不安
中期 : 攻撃的になる、体がうまく動けない
後期 : 全身麻痺、衰弱
近年、3年に1回の接種でよいと言われている動物病院様がいらっしゃいますが、当院では1.海外と比べて低い接種率、2.高い発症率(全国で56.8%の犬が予防できる感染症にかかっているという報告があります。)
という2つの理由から毎年の接種をオススメしております。
- 1) 犬ジステンパー ・・・ ジステンパーウイルス
- 【症状】
食欲不振、発熱、くしゃみ、粘液性・膿性の鼻汁、嘔吐、下痢、てんかん様発作、けいれん、ハードパッド(足の裏のパッドが固くなる)、全身が侵され治っても色々な後遺症に悩まされます。
死亡率も高く、怖い病気です。 - 2) 犬伝染性肝炎 ・・・ 犬アデノウイルスⅠ型
- 【症状】
発熱、腹部圧痛、食欲不振、嘔吐、下痢、口腔内点状出血、扁桃の腫張、回復期に角膜の混濁など。
犬では突然死することもある恐い病気です。 - 3) パルボウイルス感染症 ・・・ パルボウイルス
- 【症状】
嘔吐、激しい血様の下痢、脱水、白血球の減少、3~9週齢の仔犬では心筋炎
伝染性が強く死亡率も非常に高い恐い病気です。 - 4) 伝染性気管支炎 ・・・ 犬アデノウイルス2型
- 【症状】
発熱、鼻汁、乾燥した発咳、肺炎 - 5) レプトスピラ ・・・ Leptospira interrogans
- 【症状】
黄疸、血色素尿、下痢、嘔吐、口内炎など。人畜共通の恐い病気です。 - 6) 犬パラインフルエンザウイルス感染症
- 【症状】
軽い上部気道炎、発熱、発咳、鼻漏、扁桃の発赤、腫張
※混合ワクチンには狂犬病のワクチンは、含まれておりません。
また、狂犬病ワクチンと混合ワクチンを同日に接種する事は出来ません。