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ペットの高齢化ペットの高齢化ペットの高齢化

はじめに
近年、獣医学(医療、予防学、栄養学など)の進歩、飼主の意識の向上により、ペットの寿命が著しく延びています。
もちろん、それに伴って、ペットの死因も変わってきています。
ガン、心不全といった病気が日常の診察でもよく見かけられ、死因のトップとなっています。
ペットの寿命は私達と比べるとはるかに短いものです。
ですから、「まだ若い」とか「まだまだ大丈夫」なんて考えているといつの間にか病気に侵され手遅れとなることがあります。

では、ペットの老年期はいつから始まるのでしょうか?
犬猫は最初の1年で成熟するため、人での17~18才にまで成長します。
そして、後の1年で4~7才ずつ年をとっていきます。
ですから、ペットの3カ月は私達の1年以上に相当します。
もちろん、品種などでも、寿命が違うためすべてがこれに当てはまるとはいえませんが、小型・中型犬では8才以上、大型犬では7才以上、超大型犬では6才以上、そして猫では8才以上が老年の目安となります。